Enterprise HTML5 Conference に行ってきたよ
表題の通り、昨日開催された html5jエンプラ部のカンファレンスに行ってまいりました。
最近めっきりBlogも書いてなかったのですが、帰ってBlog書くまでがカンファレンスです!と言われたので、色々と思ったことなどを交えながらひとつレポートでも書いてみようと思う次第であります。
Html5Bizカンファレンスとしては第1回目で、平日の昼間、しかも都心から離れ場所にも関わらず、なかなかの盛況ぶりでした。オープンソースカンファレンス(OSC)と同時開催というも良かったのかもしれませんね。OSCのほうもちょっと覗いてきましたが、場所が大学ということもあるのかまさに文化祭のような雰囲気が楽しいですね。
さて、こちらのカンファレンスの内容ですが、私が参加したセッションを中心に簡単にレポートしてみたいと思います。
パネルディスカッション「HTML5とエンタープライズITの向かう先」
オープニングセッションです。これからのエンタープライズWebはどうなっていくかというテーマでのセッションでなかなか興味深いテーマでした。HTML5の華やかな機能の話よりも、進化し続けるブラウザや仕様にたいして、どのように運用・保守を続けていくのか、などまさにエンタープライズっぽい話題でした。
「ぶっちゃけMSさんとしてIE8はどうなんですか?」という白石さんの爆弾ツッコミに対して、「まずは皆さんに愛されながらもサポートが終了するIE6についてから」、とさらりと交わす春日井さんさすがです。
その他にもMEAPの話題でSencha Spaceが出たことに個人的に驚き!オープニングセッションでSencha Spaceの名前が出るなんて!ww
HTML5を活用した効果の高いリッチアプリ開発体制構築とコンサルティングの実現方法
Sencha UGとしては聞いておかざるを得ないですね。資料が上がっています。 http://www.slideshare.net/kotsutsumi/html5-31768731
UGとは違い、さすがにスポンサーセッションぽい感じでしたね。小堤さんがえらくゆっくりしゃべってるなぁ、と思ったら会場のマイクが微妙に遅れるせいでしゃべれなかった、とのこと。そういえば最初のパネルもだいぶ聞き取り辛かったですもんねぇ。
リッチアプリケーション開発を助けるOSSのJSフレームワーク「AngularJS」の魅力
図らずも、時間帯が被り Sencha vs Angular となってしまったセッション!UG1周年、デブサミ、そして今回と3回目の対決w 私は聞けませんでしたが、参加者すごかったですね。大盛況のようで。
金井さんと吉田さんの資料見て私も勉強します!
Webアプリ開発者のためのHTML5セキュリティ入門
HTML5の要素技術の基本的なところから、その脆弱性、対応方法までを丁寧にまとめられていました。非常に勉強になりました。
資料は即日はてブ500over! http://www.slideshare.net/muneakinishimura/webhtml5-31749532
「安全なウェブサイトの作り方」へ追加されるべき!!
オープンソースで始めるオフラインアプリケーション開発入門
http://www.slideshare.net/sagawafumio/ss-31750106
佐川さんのセッションです。HTML5で作る次世代Webアプリの要素技術を色々と紹介して頂きました。
Yeoman、私も使っていて、何も考えなければすごく簡単に始められ確かに便利です。しかし、実際のプロジェクトでは自前のテンプレートとかをちゃんと作る必要もあり、案外導入が面倒くさい気がします。
WebStorageやApplicationCacheを積極的に使ったオフラインSPAは、特に前述のセキュリティを気をつけないと、色々と嵌まりそうだと感じました。HTML5オフラインSPAでのセキュリティリスク、なんて講演タイトル聞きたいですね〜。誰か是非!w
OSSのブラウザ自動テストツール「Selenium」を使った、開発・テストの効率化
数年前にSeleniumは使ったのですが、当時は iPhone/iPadで使えなかったため残念だった思いがあります。最近では Appium、iOS-drive、Selendroid など、3rd Party のDriverが充実し、Webどころかアプリもテストできるそうです。これはいいことを聞いた!是非今度使ってみたい思います。
Seleniumを使ったからといって、テスト工数が0になるわけでなく、テストコードのメンテナンスは常に必要だし、IDEで自動生成できるとは言え実用的な物はやはり人手(職人)が作る必要がある。じゃあ、Seleniumを使って何がいいの?それは、これまでの「守りのテスト」から、絶えず素早くソフトウェアをリリースし続けるという「攻めのテスト」を実現させることです。 という下りはなかなか熱かったです。
JavaエンタープライズアーキテクチャにおけるHTML5
http://www.slideshare.net/yusuke/javahtml5
JJUGの鈴木さんの講演。てっきりJava8の話かと思ったらいい意味で予想を裏切り全然想定外のテーマでした。途中、タイトルから Java 抜けてるしww
大局的な話から個別詳細の話まで論理的に淀みなく終始安定しておられたのはさすが会長です。内容はもちろんのことプレゼンそのものにもいたく感動いたしました。これは資料を見ただけでは分からない。実際に聞いていてこそ伝わる物でしょうね、それだけでもこのカンファレンスへ来た甲斐がありました。
おまいらHTML5に夢見過ぎんなよ、業務はそこまで甘くねーぞ、というメッセージにがつんとやられ、とはいえそういう要望も増えているため、どういうところで適応できるのか、という非常にエンプラっぽい現実的なお話しで、はっとさせられるました。
世界のビールが飲める!懇親会
ドイツビールを中心にワールドインポートビアが沢山飲めるというすごく期待の懇親会!!実際すごく量も種類もあってビビりました。どうせ少ないんじゃないかと、なめてました。ごめんなさい^^;
まず頂いたのは ドイツのピルスナー Kaiserdom。ドイツ南部バイエルン地方のバンベルクにある、1718年から続く由緒ある醸造所のビールです。ドイツビールらしい堅実な味。癖は無く、ビールらしさを感じる、私は好きな味です。
続いては、ホフブロイ・オクトーバーフェストビア。本番ミュンヘンのオクトーバーフェストでホフブロイ・ミュンヘン醸造所が出しているビールが期間限定で発売!お台場とか日比谷とかで何月かよく分からない時期にやってるのとは違いますね。こちらは、先ほどのビールよりもスッキリとして香りもやや華やかで飲みやすい。まさにお祭りで飲むのに最適なビールですね!
3本目は、同じくホフブロイの黒ビール。ドゥンケル。「バイエルン国王のためのビール」醸造所として1589年に創設され、当時から醸造されている初めてのダークビール。伝統的なミュンヘンスタイルはバイエルンビールの原型。ほのかなキャラメル香、口当たりまろやかで味の切れが良く、ダークレッドブラウンが特徴。とのこと。ダークビールですが、苦みはそれほどなく、むしろまろやかで美味しい。これは好きな味です。3本目あたりに調度良いですね。
この後、白ビール、なんだか分からないビールなど、何本か頂きましたが、残念ながら写真と記憶はすでに失われてました。。。
何のレポートだかよく分からなくなってしまいましたが、このような素晴らしいカンファレンス(懇親会)を実現まで持っていかれたスタッフの皆様、並びにスポンサーの皆様 ありがとうございました!ごちそうさまでした!!